自営業者も70歳の声を聞き始めると仕事を辞めて引退生活に入る人が多い。会社員は、65歳で引退するが最近は70歳まで働こうとしている。私の知人(65歳)は、再就職先が見つからないために引退生活に入ったのだが、6ヶ月後にアルバイトをやり始めた。暇で苦しんでいたようだ。別にお金で困ってはいない知人である。
団塊世代の会社員は仕事が生き甲斐であった。それが尾を引いている。私の世代、60歳代は仕事以外のことに時間を投資している人がいる。本当はこんな事をやりたかったという元会社員たちだ。生活費を稼ぐために会社員になったシニアたちである。65歳で年金を受給し始めたら、学生時代に描いていた「夢」を実現させるために老後の時間を使い始める。
そんな人達は引退生活を待ち望んでいた。やりたい事が明確になっていて情熱を持って夢を追い始める事ができる。問題はやりたかった事が1年以内で終わってしまったりすることである。継続できなかったり、飽きてしまったり、色々な理由で仕事以上の物に成りえないことである。
好きな仕事で70歳を過ぎても働けるのが理想の老後ではないか。